プロフィール

1975年生まれ。2002年東京藝術大学美術研究科修士課程絵画専攻修了後、2004年ベルリン芸術大学卒業。写真や描かれたドローイングの上に刺繍を施した布を重ねた平面のインスタレーションを発表。刺繍という行為は、竹村にとって「仮に」という状態を作り出すことを意図しており、既に存在しないものや記憶のかけらをより具体的な存在へと昇華させる。また、壊れてしまった食器を用いた「修復シリーズ」は、その部分を光る絹糸で縫うことにより"傷口”に光を与え、あらたな美しい状態として蘇らせる。